青森県下北郡大間町は本州最北端に位置し、漁業を主産業とした町です。
沖合いは、日本海の対馬海流と太平洋の黒潮が出会う絶好の漁場です。海峡の早い潮の流れに洗われる荒磯では、アワビ、ウニ、コンブやワカメ、“ツルアラメ”など多くの海の幸がもたらされ、栄てきました。
大間町は「マグロ一本釣り」として明治時代から伝わる漁法で、数百キロものマグロを腕一本で漁師は釣り上げます。
大間で獲れる本マグロは、海流の影響で身が引き締まり、鮮度が高く、漁獲量も少ないことから高値がつき、高級マグロの代名詞にもなっています。
1968年に大間崎一帯の海岸線と弁天島周辺が下北半島国定公園の指定を受け、この、弁天島には、高さ25.5メートルの大間灯台が立ち海峡を照らしています。


景勝地紹介

<大間崎> 本州最北端の岬。北緯41度33分、東経140度58分に位置し、北海道の汐首岬までは17.5キロしか離れておらず、本州最北端の地を実感できる。

<西吹付山展望台> 明治時代の文人大町桂月の歌碑がたっており、展望台からは、津軽海峡の大パノラマが眺められる。

<赤石海岸> 大間町から佐井村に向かう国道338号線沿いにある岩礁の海岸で、夏は海水浴や磯釣りのポイントとして賑わう。

<津鼻崎海岸> スカシユリの群生地で、10キロ程の切り立った断崖が約1キロほどつづく。

<大間崎園地テントサイト> 本州最北端のキャンプ場。